西蒲農業を語る会、テーマは「農と観光」。

2011年02月25日 23:00

来週は農業関連の研修会・イベントなどに参加する為、一週間東京へ出張です。 まだ幼い野菜苗達と離れるのが寂しいです。  ◎ブログの応援、何卒宜しくお願いしますー! → ブログランキング現在の順位は?


先日、「西蒲原農業を語る会」に参加してきました。
P2160046.jpg
これは年に一回、西蒲原地域(旧西蒲原郡・現新潟市西蒲区)の農業について
農協・普及所・役所(産業・観光課)・指導農業士・青年農業士・4HC・
生活アドバイザーなど様々な農関連の人が集まって意見交換するものです。

今年のテーマは「農の魅力発信で、消費者・地域との連携を」だったのですが
基本的には農業と観光について意見が集約したと思います。
P2160045.jpg


基調講演では株式会社いせんの井口社長から農と観光の連携についてのお話がありました。

井口さんは湯沢で「HATAGO井仙」というお宿を経営しており、
湯沢だけの一地域ではなく周辺の3県7市町村で連携して「雪国観光圏」という
広域の枠を作って地域ブランドの発信や観光・産業の活性化を行っている方です。

その講演の中では、
・旅館は地域のショールームである。
 地域にブランド(魅力)がないと旅館業は成り立たない。
・自分達の魅力・地域のブランド価値を行政にばかり(観光振興)
 任せていてはいけない。
       ・・・etc、観光について考えさせられる事が多かったです。


その中でも農について触れた部分は特に印象に残りました。

地域の魅力として、その土地の食物や景観を担保している農業は
観光産業と切っても切れない縁にあり、もっと農と観光の連携は必要。

しかし、観光と農を結び付ける際に安易な体験型農業だけではいけない。

体験型農業の場合、顧客に満足して貰うサービス(農作業など)の提供、
顧客フォローするスタッフの確保(もしくは農家の時間確保)、
それらを継続していける仕組み(料金設定・顧客確保)など、
事業を確立させるための課題は沢山あって、
10のモデルのうち成功するのは1程度だと思っていた方がいいとのこと。

ただし、それを悲観的にとらえるのではなく、リスクを把握し
その為の投資資金と経営の体力をつけて挑む事が大事。



また、農と地域・観光との連携(他産業との連携)の際に、
「どちらが主導権を持つか?」ついても印象に残るお話がありました。

主導権を握るのは「顧客(もしくは金)の流れを持っている方」とのこと。

つまり、
旅館が自身のリピーターに、また来館して貰う・更に満足して貰う為に新しい
サービス(農作業体験など)を付けたいと思う場合は旅館がサービスの枠を作って
農家と連携していけばよいのです。

逆に、自分の農作物を買ってくれるお客さん達ともっと絆を深めたい、
田畑や農園でおもてなししたいと思う農家は、自らサービスの枠を作り
宿泊の部分などを旅館に打診して行くことで連携をはかれば良いのです。
(農作業・収穫体験などをしてもらい、その食材をお宿で料理してもらう・・・とか。)


一見すれば、当り前な事を言っているように聞こえると思います。

しかし、現在農業を観光資源とした旅行プランを色んな旅行会社が企画していますが
その中で本当に継続できる内容のサービスは意外と少ないとも聞きます。
※農家側の負担が大きい。

その場合、後者(農家が連携の枠を作り、サービスをプランニングする)は
いわば農家が旅行代理店になることで継続できるサービスを産み易くなるのではと思います。


農家(私)にとっても自分が観光や飲食業などの他産業と連携することで
地域のサービスに付加価値を付ける事ができて、地域活性の媒介になれたなら、
それは凄く幸せな事だと思います。


前述したように、こういった取組みに挑戦するには資金と体力が必要です。

私はまだまだ吹けば飛ぶような経営でアグレッシブな取り組みができませんが、
弥彦村はのどかな農村風景とゆっくりくつろげる温泉街を有する田舎です。

是非いつか自分のお米や野菜を食べているお客さんを農園・弥彦にお呼びして、
農作業や地域(神社や弥彦山とか)の散策などをして貰い、
もっと弥彦村と石井農園を好きになって貰える取り組みをしたいと思います。




各ブログランキングに参加しています!
人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ ビジネスブログランキング
ポチって押して貰えるとランキングの順位に反映されます(各1日1クリックのみ)
ブログの励みになります。何卒、応援宜しくお願いします。


コメント

  1. Re: 西蒲農業を語る会、テーマは「農と観光」。

    こんにちは。非常に興味深い内容でございます。

    私も県外からふじむら農園へ遊びにきてもらいたいと
    思っていますし、その折には、十分なおもてなしがしたいと
    考えています(計画実行はいつのことやらですが)。

    また、主導権をどちらが持つかとゆう部分、納得です。
    なるほど、そうですよね。
    そして、当然、主導権を持てるような
    お客様との繋がりを築いていきたいですね。

  2. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます。

    【しんやさんへ】
    コメントありがとうございます。

    本当に勉強になる研修でした。
    講師の方々に感謝です。

    主導権の部分は私も凄く納得でした。
    自身が魅力を持つ事で、お客さんを作り、
    お客さんがいることでより大きな流れを作る事も
    出来るんだと知りました。

    ある種、農業・農家はお客さんを集める力を持った
    地域の広告塔にもなれるのかなと思います。

    私たち農家は地域の為にももっと頑張らねばですね(^-^)

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://komepawaa.blog49.fc2.com/tb.php/914-5d46b15f
この記事へのトラックバック