農業参入の方のお話。

2010年12月18日 23:40

農家の私ももっと頑張らなければ!と、改めて思いました。 本当にありがとうございました!  ◎ブログの応援、何卒宜しくお願いしますー! → ブログランキング現在の順位は?


今日、農業参入をされた会社の方とお会いしました。

北関東で自動車関連部品の会社を経営されている方なのですが、
昨年末の農地法の改正により農業生産法人以外の法人(株式会社やNPOとか)でも
農地を借りれるようになった事を受け、現在の事業を行いながら新部門として
農業生産に参入したんだそうです。


実はこの方は私のブログを読んでくれていて、
「新たにネギの栽培を始めるのでネギについてお話を聞かせてくれませんか?」
と、いうことで遥々極寒の新潟までやってきてくれました。

ネギ栽培における防除・土寄せなどの栽培管理や排水対策などの
圃場管理といった質問に、私の持てる知識と僅かな経験をもって
全身全霊でお答えさせて頂きました。


ですがぶっちゃけ、この方はもの凄く情報収集を行っていて、
栽培管理だけでなくネギについての市場調査(市場関係者や輸入野菜を扱う商社などへ)も
自分が納得できるまでしっかり行っている方でして、
私の方が教えて貰う事が沢山でございました・・・!(本当にありがとうございました!)

特に、機械製造に関わっている方から見た農業機械の費用対効果のお話や、
経営者としての人・物・資本の考え方、日本における工業と農業のこれから
についてのお話などは感服しっぱなしでした。


凄く印象に残った会話の一部をお話させて頂きますと、
この方が農業参入した背景にはサブプライムを発端をする製造業の不振から
農業参入した経緯がある事を教えて頂きました。
(厳密には新部門として自治体から環境関連の事業を請け負い、
 その副産物で農業資材を作った事から農業への参入に事業が発展します。)

国内の製造業は、白・黒物家電や車関連のマーケットがどんどん縮小し、
今後の成長が見込める原子力なども一部の基幹的製造業に過ぎず
これまで日本の製造業に関わってきた人々の全部を養う事は出来なくなっていると。

その反面、国内の農業は生産物に対する需要があるにも関わらず
高齢化した現場の次世代を担う受け皿が整備されていない。

そのため、今後の農業の新しい受け皿として生産は法人が主役となり、
それによって栽培された野菜は国内の一般消費・業務需要を賄うだけでなく
海外への輸出も今以上に活発になっていく。

そして法の改正における法人の農業参入へのハードルが下がった事については、
トマトのカゴメに代表されるように管理された施設栽培で集約的な生産を行う
作目には今後も大企業が参入してくる可能性は十分ある。

けれど、ネギやそれと同様に「露地」での生産が主流の作物や、
栽培管理がマニュアル化しにくい作物、生産に手作業・人的コストを
多く必要とする作物については大企業の参入は難しく、
代わりに中小企業が主として参入してくるとのこと。

・・・etc。



農業生産法人を設立しなくても会社が農地を借りれるようになったことは、
既存の事業を行いながら農業に参入できるということです。

そうすることで参入が容易になっただけでなく、事業を増やして会社の規模を
拡大したり、多角的な経営にすることでリスクの分散を行う事も出来ます。


今日お会いした方も、将来的には農業分野の成長が軌道に乗れば、
今の会社を農業生産法人にする事もあり得るとお話されていました。

※農業以外の事業を営む企業であっても、農業の売上が事業の過半を占めれば
 農業生産法人と認められます。



私が以前読んだ本では、製造業と同じく、地方の建設業が
農業の受け皿になりえる産業として候補に挙げられていた話を思い出しました。
共に今後本業のマーケットが縮小していく事が予想され、農業界への進出が考えられるからです。
※特に地方の建設業では、人や業務内容において農業との関わりが深い場合も多いです。

そういった今後の情勢を考えた上で、生粋の農家である私達も、
規模の拡大、法人化、コストの削減、付加価値の向上、販路の模索など
それぞれの農家が様々な対策を行いながら、参入してくる企業と競い合い、
そして協力・共存していく事がこれからは一層大事なんだろうな思います。


農業の担い手・受け皿が変わりゆくにつれて、
生産~流通の変化は農協組織や市場のあり方も大きく変えていく事になります。
その波をちゃんと乗り切る為にはブレない意思と確固たるビジョンが必要です。

今日お会いした方は農業参入について、
「一緒に会社を支えてきてくれた、家族同然の社員を守る為に」
とおっしゃっておりました。

農業へ参入してくる会社にも背負ってるものがあって、
ブレない意思と確固たるビジョンを持って参入されてきます。

迎え入れる側である農家の私達も、
負けない様にもっともっと頑張ろうと思いました・・・・!



PS・・・Tさんへ。

今日は遥々新潟まで本当にありがとうございました!
本当に勉強させて貰った一日で、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつか、私もそちらへお伺いしたいと思ってます。

これからも色んな情報交換をさせて頂けたら嬉しいです。
今後も、何卒宜しくお願い致します!


各ブログランキングに参加しています!
人気ブログランキングへ  ブログランキング・にほんブログ村へ ビジネスブログランキング
ポチって押して貰えるとランキングの順位に反映されます(各1日1クリックのみ)
ブログの励みになります。何卒、応援宜しくお願いします!
(1クリックで10ポイント加算されます。デカイ!)



コメント

  1. A-GYO | URL | -

    Re: 農業参入の方のお話。

    私は企業の農業参入は「覚悟」と「責任」をもっての参入ができる企業だけ生き残れると思っているので、「家族同然の社員を養うため」という思いが強いTさんはその意味で素晴らしい方だと思います。

    参入してくるTさんのような方と切磋琢磨することで既存の農家も成長できると思います。

    Tさんの今後に期待ですね♪

  2. とんとん神林 | URL | -

    Re: 農業参入の方のお話。

    こんにちは
    本日も勉強になるお話ありがとうございます!
    >これまで日本の製造業に関わってきた人々の全部を養う事は出来なくなっていると。
    なるほど!
    >その反面、国内の農業は生産物に対する需要があるにも関わらず・・・
    皆さん分かっているんだけど、ひたすら傍観に徹しているような感じがしますよね
    ブレない意思と確固たるビジョンを持って、しっかりと行動を起こしていければ、きっと実を結ぶんだと思います!
    私も応援したいですね~^。^

  3. あじ | URL | -

    実りから

    実りから実りへ!って感じですね。
    作物も人の出会いも収穫が多い事は
    喜ばしい事ですね!
    実りが実りに繋がるー(^-^)/

  4. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます。

    【A-GYOさんへ】
    コメントありがとうございます。
    私も、きっとこの方は農業事業が軌道に乗ると思いました。

    農業への企業参入は、
    農地を長期にわたって維持・管理できるのか?
    (業績に左右されて撤退・参入を繰り返さないか?)
    地域と溶け込み共存できるのか?
    ・・・etc、色んな不安の声があるのもまた事実ですよね。

    法人の参入はリスクも伴うかもしれませんが、それ以上に
    農業界へ与えてくれるメリットに期待したいと思います(^-^)



    【とんとん神林さんへ】
    コメントありがとうございます。
    私も本当に勉強させて頂いた一日でした。

    今後これからどの様な展開になるのか分からない部分も
    ありますが、他産業が農業に参入して来ることで、
    農業からも色んな業界へアプローチするパイプが
    増えて行けばいいなと思います。

    自分も、一層頑張ろうと思いました(^-^)


    【あじさんへ】
    コメントありがとうございます。
    本当に素敵な出会いでした(^-^)

    今後も良い交流を続けて、一緒に発展して
    いけたらと思いました。

    お互いに色んな情報交換出来る様に、
    常にアンテナを広げて意識して情報を集めるように
    私も努力せねばと思いました。

    頑張らねば!

  5. Tです | URL | -

    Re: 農業参入の方のお話。

    先日は、お忙しいところ貴重なお時間頂きありがとうございました。
    ブログにも、良く書いていただき感謝します。

    それと、ご意見を書き込んで下さった方々にもお礼を申し上げたいと思います。

    今後の励みにしてがんばりたいと思います。
    ありがとうございました。

  6. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます。

    【Tさんへ】
    コメント頂きありがとうございます。

    先日は本当にありがとうございました(^-^)
    こちらこそ沢山勉強させて頂き感謝しています。

    今後とも、宜しくお願い致します!

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://komepawaa.blog49.fc2.com/tb.php/864-3fc5c09c
この記事へのトラックバック