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田植えを詳しく。

2010年05月02日 22:52

前半と後半で記事の温度感がかなり違いますが、二本に分けるのがめんどかったので強引に話を繋いでます。  何卒、応援をー! → ブログランキング現在の順位は?



今日は日曜日って事もあって、一気に田植えを行う農家さんの数がふえました。
P5020276.jpg
田んぼはとっても賑やか。もはや祭り。

米農家の大部分は兼業農家か、高齢の父親だけが専業農家で、
都会で離れて暮らす会社勤めの子供たちが孫を連れて助っ人に来るパターンが多いです。



そして我が家でもこの数日間は祭り。 
「親父が田植え機の一部分と化す祭り」です。
P5020263.jpg
ウチの田んぼは一部を除き、殆ど親父が田植え機の操縦をします。


何故かというと、いかに「ビシッ!!」っと真っすぐキレイに田植えを出来たかが
農家間のステータスでもあるらしく(今後管理する上での作業性にも関わります)、
私がフニャ~・・・グニャ~・・・な田植えなんかした日にはもう! 
P5020272.jpg
親父がブチ切れる訳です。
田植えっつの―のは植えてしまったら修正が効きませんので。汗



なので私の主な作業と言いますと、
田んぼを先回りしてハウスから運び出した苗を田んぼ脇に配置して行ったり、
P5020265.jpg


田植え機がUターンした際に
タイヤで田んぼをえぐってしまった穴を、
P5020267.jpg


埋めたりする事が私の主な仕事です。 ショボっ!!
P5020269.jpg
最後に田んぼの外周を回って苗を植える際に、この穴を埋めて
凸凹をならしておかないとちゃんと苗が植わらないリスクが高まるのです。 

※最新の田植え機ではターン時に穴を空けないタイプもあると聞きます。



つまり、私の作業の殆どは田植え機(親父)のサポートです。
田植えをいかに早く進めるかは、いかに田植え機を休ませないかに掛かっています。
P5020271.jpg
田植え機に苗を補給するかーちゃん。 
流石、長年連れ添った夫婦だけあって動きに無駄が無く素早い。

F1のピット・インかっつー位素早い。




そして、毎年の事ながら田植え機の仕事の見事さには感心します。

ウチの田植え機は6条植え(苗箱が6枚並び、一気に6列植えて行きます)なんですが、
規則正しく動きながら正確に苗を植えて行く田植え機の職人技はもはや芸術。
P5020266.jpg


その華麗な仕事っぷりを今年も動画で撮影しました。

田植え機すげー。 マジすげー。



そして今も現役でバリバリ活躍するじーちゃん衆もマジすげー。
P5020274.jpg
※左は8代目(うちのじーちゃん)。
 右は毎年田植えを手伝ってくれる近所のじーちゃん(仕事超早い)。

長寿と健康の秘訣を科学的に研究したい位。笑







最後に。

こんな風に色んな世代が集まって家族の力を合わせてワイワイ田植えをする風景は
ウチも含めて沢山の農家で、多分あと数年だと思います。

現状の米を囲む情勢、今後の予想を踏まえて考えれば、
稲作経営(農業全般にも言えますが)は今後必ず2極化します。

一つは、
数十~数百ha規模の農地面積で徹底した合理化・コスト削減による
「低価格米を供給出来る農業経営・組織での稲作」。 

そしてもう一つは、
独自のブランディングと他の米・他者との差別化を行いながら
「嗜好品としての米作りをする農家」です。 


今までの中心だった「小~中規模経営で市場流通」をしていた農家は、
戸別保障で経営を維持できる筈もなく、一気に農業からの退場を迫られると思います。
当然ながら、田植えの風景は今と違ったものになると思います。


この問題は既に日本の農業・農家に突き付けられている問題なので、
近いうちに石井農園の稲作も大きな決断を迫られる時がやってきます。
それはまた、その時にお話しします。


とりあえずは後2日、田植えをバリバリ頑張ります!



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コメント

  1. nao | URL | -

    Re: 田植えを詳しく。

    いわゆる「外回り」ってヤツですね。んでもこのサポートが一番キツいんですよね~(苦)育った苗ってけっこう重いし。(外回りって、こっちだけの言い方かな?)

    親子でやっている農家の姿ですね。ウチもまったく同じ理由で田植え機には載せてくれません。去年までは。今年は「お前がやってみろ」と言われているので、おそらく委託分以外の、自分トコの所有田んぼはワタクシにやらせてくれるカモ!?

    あ~早く田植えしたい~!一段落したいです~

  2. 有職31歳@滋賀 | URL | -

    Re: 田植えを詳しく。

    >ワイワイ田植えをする風景は、多分あと数年だと思います。

    いよいよ我々、若年農業者の時代がやってくるわけですね!
    はやく農地法改正して欲しいです。

    集落の田んぼすべて譲り受けて
    アゼ全部ぶっ壊してやる!のが夢です・・・

    これが田んぼ補完計画です。爆

  3. コゼ61 | URL | -

    Re: 田植えを詳しく。

    石井父の
    素晴らしく見事にまっすぐな植えっぷりに感動です。

    私はグニャグニャです…。

    外回りも大変だけど、6条植の時は乗っている方が
    つらかった。
    「植え続ける=休む暇ない」
    外回りも大変だけど、父も疲れていると思うので
    やさいい言葉でも掛けてあげましょう。
    た問えば! 
    「ここの田んぼ、まっすぐだね~」などなど

    八条植えになると乗ってる方が楽になりますよ。



  4. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます!

    【naoさんへ】
    コメントありがとうございます!

    そうなんですよ。
    水吸った育苗箱は重いし、晴天の日の育苗ハウスの中は
    灼熱地獄だし。汗

    ってか、これって外回りって言うんですか!?
    ウチの近所ではサポート役の仕事にはそれっぽい言葉が
    ないので、私も今後使わせて貰います。笑

    私も今日は親父の怒号を浴びながら、
    私管理の田んぼへ田植えを行いました。笑

    そちらも早く作業の山場が過ぎると良いですね。
    頑張って下さい(^-^)!


    【有職31歳@滋賀さんへ】
    コメントありがとうございます!

    新潟などの稲作中心県では、
    比較的高い米価、土地区画整備で整えられた
    恵まれた圃場・・・といった条件から
    未だ兼業・高齢・零細農家中心の地域と言われます。
    本格的な農地集積・農家圧縮はこれからです。

    逆に、関西・近畿ではスタイルを確立した大きな法人も
    多いと聞きます。有職さん達の農業法人もまさにこれからの
    稲作経営の一つのスタンダードだと思います。
    ※むしろ、あれだけ若いスタッフの多い農業法人は
     希少だと思うし、凄く素晴らしい組織だと思います(^-^)

    その流れの中で、ウチは稲作部門を巨大化するのか、
    稲作から撤退するのかは・・・正直複雑なトコロです。汗

    とりあえずは、常にその時の最善の選択が出来るように、
    しっかりアンテナ伸ばして農業の勉強を続けたいと
    思います・・・!!



    【コゼ61さんへ】
    コメントありがとうございます!

    親父はガミガミ云うだけあって、
    流石に見事に植えて行きます。笑

    >私はグニャグニャです…。
    今日、私も自分の管理水田を自ら操縦して
    植えたのですが・・・ぐにゃぐにゃです。汗
    ※親父にはボロクソ言われました。笑

    ってか、鈴木さんも「外回り」って言うんですね!
    そして親父には一言、隙を見てお世辞を言っときます。笑

    8条植え、いつか私も乗ってみたい・・・!

  5. にょにょ | URL | Gf9wRexU

    Re:田植えを詳しく。

    元村民です。

    田舎どうなったかーなー?
    と思いネットで流れ着きました。

    これ、2010年ならちょうど私がいたときですね。
    一時帰って今東京からです。

    農機具にpcとかつめませんかねー。クラウド化して、楽にできないものか考えてました。
    私の親戚なんかは、100枚以上植えてると、今自分がどこしているかわからなくなるそうです。

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