いま農業界で流行りの「IPM」

2010年01月26日 22:19

IPMとはー ・・・ いつもー  プリップリなー   ま・・・ま・・・・マフィン!   ・・・・マフィン!?    何卒、応援を! → ブログランキング現在の順位は?


年度末、そして新年度を迎えるにあたり、書類制作に追われております。 
26歳、男性、職業・・・農家駆け出し。

認定農業者の申請資料、それに伴う家族経営協定関連、
農大での卒業レポート(ネギ栽培の栽培実績まとめ、今後5年の営農計画書・・・など。)
※今後の営農計画等については、また後日にお話ししたいと思います。


そして、農大ではジワジワと後期テストも迫っております。


なもんで去年まで溯って資料を読み返してたんですが、
資料の中で「要チェックやー!」って、彦一ばりに強調されてた【IPM】なる言葉。
今日はこれについてお話ししたいと思います。


この「IPM」とは、決してプリプリなマフィンなんかではなく、
「総合的有害生物管理(Integrated Pest Management)」という意味です。


詳しく云うと、
「農薬だけに頼らず利用可能な全ての防除技術を利用し、
 経済性を考慮しつつ適切な手段を総合的に行うこと」・・・とかなんとか。


これについては昨今の農業界で大きなトレンドとなっております。
また、消費者の方々にも是非詳しく知って貰いたい事です。

ちょっと興味がわかないかもしれませんが、是非読んで頂きたい! 
さぁ! 今日もいっちょ【続きを読む】をレッツクリックゥ!








そもそも農作物に悪さをする病害虫は、
【主因(病原菌)】、【素因(作物の状態)】、【誘因(温度・湿度などの環境)】の
3つの要因が重なった時に発生しやすくなるのです。

病原菌があって、且つ作物が弱っていて、且つ温度・湿度が劣悪!といった具合です。
逆にいえば、一つの要因だけあっても簡単には病気は発生しないのです。


では、そんな悪い状態を作らない為に何をすれば良いのか?ですが、
大きく分けて4つの防除方法に分けられます。

==============================

①【耕種的防除】
病気に抵抗力のある品種を選んだり、
複数の野菜を組み合わせた栽培(同じ科の野菜は共通の病気に掛かりやすい為)を
心がけたり、植物の間隔や葉っぱの量を調節して湿度・温度のコントロールをしたり・・・etc。

耕種的防除は最も基本で、且つ重要な防除だと言われています。


②【物理的防除】
熱や光、資材を利用して直接病害虫を防除する事です。

具体的には、
ハウスの周りに網を張って害虫が中に入れない様にしたり(アミだから換気は出来る)、
植物を植える前にハウスを締め切り太陽熱で蒸し焼きにして病原菌を消毒したり、
UVカットのビニールをハウスに張ったり。
(昆虫などの視覚は紫外線で認識するので、UVカットされると何にも見えなくなるのです。
 結果、ハウスの中で害虫が悪さ出来なくなります。)


③【生物的防除】
微生物や天敵などを使った防除方法で、日本でも近年かなり広まってきました。
ちなみにオランダが世界で最も生物的防除の実用化が進んでるそうです。

具体的には、作物に被害を及ぼす害虫(病原菌)の天敵を放ったり、
性フェロモンを利用して害虫を集めて捕まえたり。

もともと自然界に存在する昆虫や、土壌中の微生物を利用する為、
環境に対して優しい防除方法です。



④【化学的防除】
これがいわゆる化学農薬を使った防除です。

ちなみに農薬で得られる効果は3つの要因の一つである主因(病原菌)を
減らすだけなので、農薬は決して全てを解決する万能薬ではないのです。

また、当然使農薬の用には食品衛生法や農薬取締り法によって
厳しい安全使用基準を設けられています。

=============================


農業の世界ではこれらを組み合わせることで、
病害虫の被害を低いレベルで維持してやろう!と頑張っています。

なんでもかんでも農薬を撒き散らすのは高度成長期時代の農業のイメージで、
現在の農業は大きく進歩しています。

その進歩の背景にあるのは消費者の志向でもあるし、
農業者自身のコスト削減でもあります。

そして、忘れてならないのが農家を始め農業関係者の努力。
気象や病害虫の動きを予想し、適切な作業を適切なタイミングで行う為の
知識・経験があって、始めてなせる業なんです。 それがIPM。



長ったらしく語りましたが、最後にもひとつ【IPM】作文。

I いつも頑張ってるー!
P プロの農業関係者のー!
M 皆さんー!

※無理やり過ぎる!


私も早く、IPMを的確に運用出来るIPM(いつも頑張ってるプロ農家の皆さん)にならねば。
精進精進~!



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コメント

  1. A-GYO | URL | -

    Re: いま農業界で流行りの「IPM」

    IPMは農家の基本と言ってもいいでしょう。私も心がけてますよ。

    ただ、害虫と益虫ばかり見ているだけじゃ不十分な場合も出てきます。
    害虫・益虫以外の人間にとって「ただの虫」ってやつが、意外にその生物圏で影響力を持っていたりしてます。例えば、害虫が減った時の天敵の代替餌となりうる害虫でも益虫でもない虫とか。

    なので、私はIBM(Integrated Biodiversity Management)=総合的生物多様性管理をお勧めします。

    IBMは簡単にいうと、「防除と保護・保全をバランスよく両立させるための手法」って言えばいいんですかね。

    多分、これからはIPMはもちろんIBMって言葉も流行ると思いますよ~(なんて)

    ちなみにIBMの概論を知りたかったこの本がお勧めです。

    『「ただの虫」を無視しない農業~生物多様性管理~』 桐谷圭治(築地書店) 2,400円

    興味が出てとき読んでみてください。

    あ、その前にテスト頑張ってくださいね(笑)


  2. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます!

    【A-GYOさんへ】
    コメントありがとうございます!

    IBM(Integrated Biodiversity Management)=総合的生物多様性管理・・・!
    確かにIPMよりも、より広域な環境管理技術ですね!
    情報ありがとうございます!始めて知りました・・・農業はやはり、奥が深いです。

    今後一層環境への配慮が求められるのは間違いないので、
    A-GYOさんの云うとおり、IBMが流行るのも時間の問題ですね。

    というかIBMは、天敵などの生物農薬を使う際には
    コストや効能を高めるためにも必ず知っておきたい知識・技術ですね!

    農業は覚える事が無限にありますね。
    テストもしっかり頑張ります(^-^)汗

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