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溝切り!

2009年06月09日 20:06

記事を書き終って、「もうちょっとひねった名前を考えれば良かった」と、反省してます。   何卒、応援を! → ブログランキング現在の順位は?



ガス抜きを経て、稲も大きく育ってきました。
また、田んぼの水を抜く事でいい感じに土も乾いてきましたよ。
P6090042.jpg


そんな今日は、田んぼに溝を切ります。
こいつが今日の相棒、「溝切り機」です。 
P6090038.jpg
コイツはエンジンのついた前輪が回転することで前進します。

そして、後方に三角の溝切り板が付いて、
取っ手の部分に人間が体重を加えることで溝の深さを調節します。



この「溝切り」なる作業は、水の管理をスピーディーに行うために、
田んぼに水の通り路となる「溝」を掘る事を言います。

常に水が溜まっているような場所も、梅雨で大雨が続いた時も、
溝を切ることで排水が容易になります。

そして「緊急に水が欲しい時」も、
この溝切りのお陰で素早く水を田んぼ全面に巡らす事が出来ます。



これから夏に向けてフェーン現象が発生します。
※フェーン現象は簡単に言うと、乾燥した暖かく強い風の事です。


実は、これが稲作の「超」天敵なんです。
7月から稲に「穂」が実り始めます。 この時、フェーン現象で突風が吹くと、
穂から急速に水分が蒸発し、「白穂」といって真っ白な穂になります・・・・・。

こうなると稲は実らず、大変な被害が出ます。
平成16年、佐渡ではこの「白穂」で、実に35億円以上の被害が出ました。



この被害を抑える為には、
フェーン現象の発生が分かったら、大量の水を素早く田んぼに入れる必要があります。
つまりこの「溝切り」が、これからの稲の生命線です!






まずは、親父がお手本を披露。
P6090035.jpg
バリバリと溝切り機を唸らせながら、スイスイ進んでいきます。


こんな感じで溝を切っていきます。
P6090036.jpg
スイスイスイスイ進んでいきます。


うーーーーーん。
もしや、これは、見た感じ・・・・・・・簡単なのでは!



親父の手本を見て、要領を伝授して貰った後、今度は私が挑戦します!
P6090039.jpg
よっしゃーーーーー! まかせんかーーーい!


親父がスイスイ滑るように進んでいたので、
私も華麗な溝切りを披露してやろうと思ったのですが! 



・・・・・・甘かった。



華麗な溝切りを「披露」する所か、とんでもない「疲労」に襲われました。
ズブズブ・ニュルニュルの田んぼを歩き回るのは結構な重労働。

しかも、スゲー沢山溝を切るんです。汗
外周をぐるっと溝切りした後、更に3~5M間隔で溝を切っていきます。
行ったり来たり、行ったり来たり・・・・・。


なんとか、30aの田んぼの溝切りが終わりました。
P6090046.jpg
田んぼ、バッチリ。  私、汗だく。  足腰、ガクガク。


この後、一日ほど乾燥させて溝(土)をしっかり固めます。 水を流すのは明日から。
こうすることで、稲刈りの時期までしっかり溝が残ります。


ちなみに、この写真は私の足跡です。
P6090045.jpg
あんまり稲の回りを歩くと根を痛めると思って、恐る恐る歩いていたのですが、

親父いわく、
「歩いて穴を開けることは土中への酸素供給に繋がるから、むしろ稲の為になる」 
との事でした。まじかーーーー!



なんとも、勉強になる一日でした。



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===PS=========================
ちょっと親父のアイデアコーナー


この写真を見て貰うと、機械の取っ手に横棒を縛り付けてるの分かりますか?
P6090039.jpg
コレぞ親父のナイスアイデアなのです。

溝切り機は、切った溝を踏まないように、
機械の横を歩きながら、半身の無理な姿勢で操作します。
これが凄くシンドイのです。

けれども、何とこの取っ手部分に横棒を縛り付けるだけで、
驚くほど楽な姿勢で操作できるようになります。

「マジで~?」って半信半疑でしたが、確かに劇的に楽になりました。
手押し式の溝切り機の農家さんは、是非一度お試しを!


コメント

  1. 兼業農家嫁 | URL | -

    読むだけで疲れますね(笑)その溝切りとやら。人間て、普段と違う姿勢を取るだけで疲れますもんね。

    うちの田んぼ、最近『鹿害』に悩まされているらしいです。舅はアレコレ鹿対策をしてます。夜行性の鹿は、夜に苗を食べに来るそうで。お米の素だから、苗もきっと美味しいのかも。
    山なので、猿も農作物を食べに来るんですよね…。
    弥彦はケモノ類は出ませんか?

  2. s0138 | URL | -

    Re: 溝切り!

    相変わらず、お疲れ様です。

    新潟では、頻繁に田んぼの水を入れ換えるんですね。
    毎年のように水不足になる香川でそんなことをしてたら、近隣の農家の怒りを買って
    溜め池に沈められます(--;
    新鮮な水をいっぱい吸い上げて育つ稲と、澱んだ水に耐えて育つ稲・・・
    米の品質に差が出るのも当然か。

    ところで、聞いたところによると、平均気温が上がっているのが原因で、米の品質が
    低下傾向にあるとか。新潟では、どうなんでしょう?

  3. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます!

    【兼業農家嫁さんへ】
    そうなんですよ。見るとやるでは大違い、しんどい作業です。

    『鹿害』ですか・・・!!そして猿も・・・!
    それに比べれば弥彦は幸せかもしれません。
    このへんは山こそあれど平野部なので、大型の獣類は居ないのです。

    カラスなどの鳥害、ネキリムシなどの病害虫に悩まされています。ヒドイ時は朝見回りするとネギが虫にごっそり切り倒されていたこともありました。 トホホ・・・・。

    【s0138さんへ】
    雪解け水の貯蔵がある時期や、
    これからの梅雨などは水資源が豊富ですが、
    今後日照りが続いた場合は、
    やはり取水制限が必要な場合もあります。
    天気には、是非バランス良く雨を降らせて貰いたいものです。汗

    米の品質低下は、全国と同じく、新潟でも起きています。
    対策として田植え時期を遅らせたり、『こしいぶき』などの高温障害対策米の栽培も増えてきました。

    タンパク質とアミロースのバランスを保ったり、
    白未熟粒(乳白、心白、腹白など)の比率を下げるために、
    より一層米栽培の技術磨き、勉強をしなければと思います。



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