穂肥まき2013。

2013年07月15日 00:01

まだ梅雨が明けない新潟は、連日シトシト雨が降り、
ムシムシ湿気が高い状態が続いております。

しかし、関東の連日の猛暑のニュースを見ていると、
もう少し梅雨が続いてもいいかなと言う気もします。
今年も暑い夏になりそうですね・・・。汗

さて、こちらは7月1日の田んぼの写真です。
P7010158.jpg
今年は5~6月に好天が続いた事もあり、
平年よりも少し稲の草丈が高いです。


石井農園では6月末~7月頭に穂肥(ほごえ)を与えます。

穂肥とはその名の通り、稲が穂を作る為の栄養(肥料)を与える作業なのですが、
与えるタイミングが収獲量や品質に大きく影響します。

このあたりの地域だと、今年はコシヒカリの穂が出るのが
8月4日頃と予測されているので、肥料効果の出やすい化成肥料なら
7月中旬~下旬に肥料を与えるのがベストとされています。

ですが、有機質肥料の場合は植物に吸収される前に分解の
工程が必要なため、効果が出るまでに少し時間がかかります。

なので、効果が出てほしい時期を逆算して7上旬月に与える訳です。

毎年使っている有機質肥料、原料は魚の粉や糖蜜。
P7010161.jpg

「おつまみ」みたいな匂いがします。
P7040046_20130715002151.jpg
実際にその辺に置いておくと野良猫やネズミに食べられてしまうので
保管に注意しないといけない肥料です。汗 


成分比率は6-5-5。
P7010162.jpg
これは20キロの肥料袋の中にチッソ6%、リン酸5%、カリウム5%が
含まれていますよって意味です。

配合にもよりますが、化成肥料の場合は10~16%位の割合で
チッソ・リン酸・カリが入っていたりします。

つまり化成肥料に比べると有機肥料は基本的に成分濃度がとても薄いのです。
その為、作物が必要とする養分を供給する為に沢山の量をまかねばなりません。
(沢山撒く・・・・その分しんどい訳です。汗)



田んぼの肥料まきにはこの道具を使います。
P7010160.jpg
「動力散布機」です。

タンク入れた肥料を、エンジンが勢いよく風と一緒に吹き出します。
ちなみに、肥料が20キロ、機体が10キロほどあるので合計30キロです。

これを背負ってえっほえっほと田んぼの中を
肥料をまきながら歩いていきます。
P7010159.jpg
機械化が進んだ稲作では、穂肥はかなりしんどい作業に
分類されると思います。 汗が滝の様に・・・。汗



そして穂肥を撒いた後、微量要素も稲に与えます。
P7220009_20130715002150.jpg
微量要素ってのは鉄・マンガン・ホウ素・モリブデンなどの
ミネラルのことなのですが、植物が光合成を行って栄養(炭水化物)を
作り出す工程において、とても重要な成分です。


微量要素はその名の通り、その必要量はとても僅かでありますが、
欠乏すると植物は光合成を十分に行う事が出来なくなります。
P7220008_20130715002149.jpg
光合成によって作られた炭水化物が植物の強い体を作り、
美味しいお米になるわけです。なので、微量要素の欠乏を起こさない為に、
また、光合成をより活発に行って頂く為に稲に与えております。


まだまだ農業歴の浅いペーペーですが、
良い作物(品質が良い・旨い)を沢山採る(収穫量)には
凄くシンプルな話、いかに植物の光合成を活発にさせるかって
事なんだと改めて感じている次第です。

肥料を与える(窒素、リン酸、カリ、苦土、微量要素)、
土を作る(化学性、物理性、生物性、気相率)、
光・水・温度・二酸化炭素濃度などの環境調整・・・etc。

色んな作業の全てが最終的には
いかに植物に光合成をさせるかに繋がっております。

植物にとって必要な栄養を与え、出来る限り快適な環境にしてあげる。
どれだけそれが出来たかって事が収穫の結果なんだと思います。

稲刈まであと一月半を切りました。
実りの秋まであと少し!

直売コシヒカリの穂肥えが終わるとスグに、こしいぶき、こがねもち、
慣行栽培のコシヒカリ~と、品種・作型に合わせて肥料をまいていきます。

黄金色の秋を目指して、肥料まきを頑張ります。



コメント

  1. otouto | URL | -

    Re:穂肥まき2013。

    おちゅかれさまです。ニュースで今年は猛暑のせいでカメムシが大発生するんじゃねーって言ってました。気を付けてね。

  2. オーシマ | URL | -

    Re:穂肥まき2013。

    ウチでは一発元肥を使っているので
    穂肥は葉の色(営農センターでSPAD値を見てもらいます)
    や丈の長さ、幼穂の状態で
    穂肥するかどうかを決めます

    普通の元肥の人は7月に入ると3回に分けて
    少しずつ穂肥していますが
    一発元肥だと、その3回目に相当する時期に撒きます

    因みに先週末に色を見てもらったところ
    SPAD値は30と薄く
    10kg/aで撒いていいと判断されました
    が、
    やはり稲刈り時に倒れてしまうのが怖いので
    若干少なめに撒きました
    今後も色、長さ等を見極めながら管理して行こうと思います

  3. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます。

    「おとうと」
    まじやばいね。 
    きみも東南アジアのよくわからん国でくたばらないようにね!


    「オーシマさんへ」
    コメントありがとうございます。

    今年は5月から気温が高かったので
    一発元肥えの肥切れも早そうですよね。

    稲の肥料は入れたら出す事が出来ないので、
    やはり不安な時は少しずつ様子を見ながら与える方が
    安心ですよね(^^ゞ

    こちらも早生品種~もちなど、
    どんどん稲穂が出てきました。

    こしの出穂ももうすぐですね(^-^)

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