地域農業マスタープラン(人・農地プラン)について。

2012年02月12日 22:21

最近の新聞紙面などで
「地域農業マスタープラン(略称:人・農地プラン)」といった言葉が
目につく様になりました。

今年に入って1~2月は農業関係の研修や勉強会に多く参加させて
貰っているのですが、その中でも随所で人・農地プランに触れた話が聞こえます。

この人・農地プランというのは私も含め、
今農業に関わっている人にとって凄く大事な話です。
※後継者のいない地域、農地集約の進んでいない地域では特に。

これは国が5ヵ年ごとに定める「農林漁業の基本方針・行動計画」を更に
推進する為に24年度予算から本格的に動きだす施策で、
国・農水省が本腰を入れて農業改革を進めようとしている現れだと思います。


以下の画像は農水省のHPより抜粋。
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人・農地マスタープラン
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※人・農地プランの詳しい資料などはググッて頂くと
 農水省のHPや各種資料のPDFが出てきます。


具体的には、
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・今後地域(集落単位)の中心となる経営体(個人・法人)はどこか?
・中心となる経営体へどうやって農地を集めるか?
・中心となる経営体とそれ以外の農業者(兼業・自給的農家含む)を
 含めた今後の地域における農業のあり方はどうするか?
 (生産品目・経営の複合化・6次化など)
============================
といった、農地の集約や地域農業の今後を皆で話あいます。

そして計画がまとまった地域には、その内容に沿って
若者の就農支援、農地の集積支援、融資の支援などが行われます。


この計画(人・農地プラン)の策定は今後1~2年を目安として
全国各地の農村集落で話し合いが行われる事になります。

農業改革が待ったなしまで追い込まれた状態で、
今までの政策では流動化させる事が出来なかった農地を
今度の施策でどれだけ動かせるかがとても注目されています。

当然、この話し合いが順調にまとまるかどうかについては
課題山積みで一筋縄ではいかない地域も多いかと思います。


重要なのは市町村・関係機関の行う事前準備(アンケートや地域リーダーとの
話し合いの段取りなど)、そして地域の方が世代・性別を超えて1人でも多く
議論に参加する事だと思います。

個別経営体の代表・経営者(例えば個人経営なら父親)だけでなく、
その配偶者(母)や後継者(子息)など、皆が参加してそれぞれの意見を交わす事が大事です。



ただ、このプランについては未だ私もまだまだ勉強不足ですし、
分かっている情報だけでもネックになると感じる要項がいくつかあります。

たとえば、農地集積を行う例としてある農家さんが離農を選んだ場合、
経営転換支援を受ける代わりにトラクターなどの主要な農業機械を
手放さなす事が求められます。

もし、農業から一線を退くとしても、雪国ではトラクターなどの農機は
除雪に使ったり、農作業以外の場面(生活)で必要だったりします。  
この場合、制度を受ける条件は農家にとって大きなハードルになります。 
※【追記】除雪利用目的のトラクターは対象外との情報も・・・!


制度の詳細についてはこれからどんどん情報も増えると思いますし、
近い将来マスタープランを議論する機会が出てくると思います。

私も積極的に議論に参加したいと思うし、積極的に制度の事、
地域の事を学んで、これからの農業を考えていきたいと思います。

今後も、定期的にマスタープラン(人・農地プラン)の事に
ブログで触れていきたいと思います。



ブログを読んで下さっている皆さんの地域でも、どの様に話あっていくのか、
自分はどんな農業をしていきたいのか、地域の農業をどの様に発展させていくのか、
情報交換出来たら嬉しいです。



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コメント

  1. Re: 地域農業マスタープラン(人・農地プラン)について。

    お久しぶりです。

    すごいプランが始まっているんですね!!

    自分は農地の大規模化には賛成です。
    圃場が大きくなると大型の機械が使えるなど
    メリットも増えますよね

    地域農業マスタープランについて今度また詳しく教えてください。

  2. otouto | URL | -

    Re: 地域農業マスタープラン(人・農地プラン)について。

    ふと思いましたけど、国なり県なり農協なりが色々な農業施策を行っているでしょう。
    施策そのものに欠陥があることもあるだろうけど、「どれだけその施策を有効活用できるか」ってのは大きいですよね。
    この人・農地プランを活用した農業を地域の柱のひとつにしよう、とばかりにみんなで同じ方向にまとまって取り組みできたら、施策の効果も大きくなると思いました。
    がんばってね。
    わからんことは農水省に直接電話してしまえ。
    ちゃんと答えてくれると思うぞ。

  3. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます。

    【marukomeさんへ】
    コメントありがとうございます。

    農地の集約化、大規模化(大区画化)は
    昔からずっと唱えられながら中々進んでこなかった
    日本農業の課題でもあると思います。

    今後どの様に進むか、注目ですね。


    【otutoへ】
    コメントありがとう。

    いや、その通りだとおもうよ。
    施策はちゃんとその内容を理解してしっかり
    使った人勝ちだとおもう。
    流れに乗れるかどうかは施策を受ける側にも
    努力が求められるもんだと思うよ。

    農水省の担当直接TEL番号も載ってたね。
    困った時は電話してみるよ。



  4. saeki | URL | mQop/nM.

    Re: 地域農業マスタープラン(人・農地プラン)について。

    初めまして。
    最近、Uターンして農家を始めました。
    僕の地域は山間部で、そもそも大規模化によるメリットはそこまで高くないと考えています、そこでこの新規就農補助が、農家民宿や農家カフェでももらえると分かり、そっちでなんとかマスタープランに認定を取ることは出来ないかと考えています。が、地域の中心の農家の方に伺ったところ、マスタープランをうちの町が認定すること自体が極めて難しいらしいのです。
    せっかくの制度も、地方自治体でブレーキをかけてしまっては意味が無い気がします。
    認定することによって、町に何かデメリットがあったりするんですかね。
    愚痴っぽいコメントですみません。

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