直売所向け野菜の栽培・販売研修。

2013年03月30日 21:33

先日、地域振興局が主催する「直売所向け野菜の栽培・販売」研修に参加してきました。

近年成長著しい直売所マーケットでの販路拡大・新たな参入を推進すべく、
直売所を中心とした野菜栽培・出荷を行っている指導農業士のベテラン農家さんが
先生となって、主に青年農業者などを対象に研修を行いました。
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最初は会議室にて先生や参加者の自己紹介などを行い、
ついで近年の直売所での消費者志向、品種などトレンドの勉強、そして
品目別作型表をもとに栽培に関する座学を行いました。


その後は実際に指導農業士の先生の圃場へ移動し、
育苗を行っているハウスにて播種や苗管理の実際について講義。
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更に圃場にて各作物ごとの圃場管理や、霜・風などの対策、
マルチ・トンネル・保温資材の活用方法などを講義して頂きました。
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講師の先生の話はどれも豊富な経験から生み出されたとても価値のある話で、
とても勉強になりました。

特に、「春にはいつ位まで霜対策が必要」とか、
「トンネル除去のタイミング」などは、ただ作型表を見るだけではなく
実際に何十年も農業を経験してきた人の経験則として話を聞くと
腹の落ち方(腑の落ち方)が全く違って伝わってきました。

指導農業士の先生の話や圃場は、ワクワクが沢山詰まっておりました。
今後も年に数回のペースで研修会を開催する予定とのこと。
今から既に次回の研修がとても楽しみです。

お忙しい中指導してくれた指導農業士の先生、
研修を企画してくれた普及員さん、ありがとうございました!

2013ハウス張り。

2013年03月25日 21:31

この週末、石井農園では稲の育苗に備えて
ハウスのビニール張りを行いました。
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我が家では野菜の育苗やネギ収穫時の保管スペースとして
一年中張りっぱなしのハウスもあります。

基本的に張りっぱなしのハウスは農PO(ポリオレフィン系特殊フィルム)による
周年被膜を行い、一年の中で4月~5月頭までの水稲育苗時だけ被膜を必要とするハウスには
農ビ(農業用ビニール)を使用しております。

私達の地域では水稲単作経営の農家さんが多いことや
冬に雪が降るなどの理由から、ハウスを一年中張っていると
冬の倒壊や除雪の手間もかかるしビニールの劣化も早まるってことで
春の一時期だけハウスを被膜する農家さんが多いです。

※ちなみに、ハウスの被膜資材といっても様々ありまして
 (農PO、農ポリ、農ビ、ガラスなど)
 それぞれに長所・短所、その特徴を活かした使い方(張り方)があります。
 いつか時間がある時にそれらもご紹介したいと思います。



で、話をビニールハウス張りに戻します。

このハウス張り、風があるとビニールが煽られて大変危険な為、
風のない穏やかな瞬間を狙って手早く作業を行います。

手順を簡単に説明すると、
ビニールをハウスの屋根に広げる、たるみを引っ張りながら前後・左右の
幅を合わせてパッカーで仮止め、前後をビニペットスプリング、
側面をマイカー線で固定する・・・・と、なります。


側面をマイカー線で抑える際に、我が家では昔マイカー線1本1本を
ハウスの反対側に投げて固定していたのですが、数年前からロープを使って
全てのマイカー線を一気にハウスに掛ける方法に変更しました。
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この方法にしてからハウス張りの時間が大幅に短縮できる様になりました。


ビシッ!とマイカー線を張ってハウス張り完了です。
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ハウスのビニール張りには2~3人程度の人出を要する為、
多くの農家さんが家族の手を借りれる週末にハウス張りを行います。

なのでこの週末、私達の地域では殆どの農家さんがビニール張りを行いまして
景色が一気にハウスだらけになりました。
ビニールが太陽の光をキラキラと反射してキレイであります。


今年は4月7日にすじまき(稲の種まき)を予定しています。
種を播いた後はこのハウスの中で12~13センチ程度の大きさに苗を育て、
5月上旬に田植えを行います。

今年も良い苗を作るぞ!

種まき、色々。

2013年03月21日 23:08

去年より地元スーパーの直売コーナーに野菜を出品させて貰っております。

今年の春~初夏のラインナップに向けて、ちょこちょこ野菜の苗作りをしております。
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夏野菜で主役となるトマト・ナス・キュウリに関しては、
去年は苗を買ってきて栽培したのですが、今年は種から育ててみたいと思います。

連作障害リスクのない転作田などに定植予定の為、
すべて自根(接ぎ木しない)で栽培する予定です。

順調にいけば、露地作で6月下旬位から果菜類の収穫が始まる予定。
栽培指針を見ながら、作り慣れていない野菜の栽培について勉強しております・・・!

最近の猫について。

2013年03月20日 20:30

今年の新潟県は、平野部では雪が少なかったものの寒さが厳しい冬でした。
そんな寒い冬に、石井農園の作業ハウスでは一匹の猫が居候し始めました。
※居候ねこについてはこちら。


3月に入り、だんだん春めいてきた弥彦村。
少しずつ温かくなってきたことで、作業ハウスでは3月に入ってから
薪ストーブを炊くことはなくなりまして、猫はストーブの前から姿を消しました。




するとある日、ハウスの天井にもっこりとしたふくらみが・・・。
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近づいてみると・・・・



猫でした。
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作業ハウスでは、夏は遮光効果、冬は暖房効果を高める為に
屋根の内側に寒冷紗とビニールを重ねた被膜を行っています。

猫は、屋根と被膜層の間の空間を新たなお気に入りスポットと定めたらしく、
まだ空気の肌寒い午前中は決まってこのへんで寝ています。

ここはハウス上部のために温かい空気が集まり、日光浴にも最適、
さらにビニールをハンモック代わりにすることで快適な寝心地を得られる様です。



しかしあまりに気持ち良いのか、ちゃんと生きてるか心配になる位
脱力しきった姿で昼寝をするため度々心配になります。
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こんな風にだらけていても、日が高く上ってハウス内が暑くなってくると
屋根から下りて外へ散歩に出かけます。

気温の高まりと反比例するように、
猫がハウスにいる時間は減ってきております。

このまま夏になると完全にハウスから出て行ってしまうかな。
野良猫の居候でしたが、いなくなるとそれはそれでさみしい。

せめて雨の日くらいは雨宿りしに来てくれると良いのですが。

ネギ育苗2013.

2013年03月17日 22:32

只今石井農園では種籾の準備と並行して、ネギの苗作りも真っ盛りです。
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私はチェーンポットという道具を使ったネギの育苗~定植を行っております。
※これについては過去のブログをご参照くださいませ。


ネギは夏~秋~冬~と長期に渡って出荷するので、
収穫予定の時期に合わせ、2~3月に幾つかの品種の種を
段階的に播いて育苗していきます。
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最初の品種は夏扇パワー(夏収穫)、そして夏扇4号(秋収穫)、
そして冬に向けて耐風・耐雪性のある夏扇3号の種を播きます。

前シーズンでは12月の雪・風によって多くのネギが葉折れの被害にあいました。

今年の冬は比較的葉の短い(つまり折れにくい)夏扇3号を中心に、
種屋さんからお勧めされた雪・風につよそうな品種も幾つか試験的に育てます。
※まだ一般には販売されてない短葉品種(まだ商品名のないナンバー品種)も入手しました。
 この品種、生育の様子についても追ってご報告します。



最初に種を播いた苗はハウスの中でスクスクと育っています。
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農業は苗半作。
(作物の出来は苗作りで半分決まる!という意)

今年は今までで最も良い苗を作るべく頑張ります!
(そして来年は更に良い苗を作ります・・・!)

2013年の稲作開始・・・!

2013年03月16日 22:30

病欠してからは遅れた仕事を取り戻すべく焦ったり、
確定深刻(申告)に追われたり・・・と、ふと気が付いたら
およそ一ヶ月近くもブログの更新を休んでしまいました。汗

たっぷり充電させて頂きました。
ここからまたコツコツと2013年の様子もお届けしていきたいと思います。


先日、石井農園の2013年の稲作が始まりました。
最初に行う作業は種籾の準備です。

この地域では5月の上旬に田植えを行います。
その為に、4月の上旬に種を播き苗を作りまじめます。
そして4月の種まきに間にあう様に、更に一月ほど逆算して
3月の上旬に種籾の準備を行います。

種籾の準備とは、大きく分けて種の「消毒」と「発芽」の作業になります。
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種子消毒と呼ばれる作業なのですが、
これは種まき後に稲が様々な病気にかからない様に、予防的処理として行う作業です。
また、この時に少し温かい水に浸けることで眠っている種の目覚ましも行います。

最近では熱いお湯を使って種を殺菌する「温湯(おんとう)消毒」という技術も
普及してきていますが、効果の安定性からウチは薬剤による処理をしています。

農薬については、最小限の使用で効率的に効果を発揮させる事が大事です。
その観点からも種子消毒はとっても大事な作業です。


種子消毒を終えた後は、種籾を12~20日ほど水につけます。
※種が水中で酸欠にならないように、2日おき位で水を入れ替えるのがポイントです。
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稲をしっかり発芽させる為に水漬けを行うのですが、その水浸け期間は
積算温度(1日の平均温度を足した数字)が100~120度になるまで行います。
※温度が10度なら12日でOKって事。

水温が高すぎると早く芽が出た種籾と遅く芽が出る種籾の
成長差が開いてしまい、種まき時に籾の状態にムラが出てしまいます。

なので、この作業では適度に冷たい水(10度前後)でじっくりと発芽を促すのが
均一な発芽に繋がって良いのだそうです。


そして、最後は温かい水に種籾をつけて一斉に芽を揃え(この作業はまた追って)、
それからいよいよ種まきとなります!