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フェーン現象。

2018年07月29日 13:27

台風12号は当初予想されていた関東~北陸へ向かう進路から外れ、
現在は太平洋側から中国~四国地方へ向かって移動しています。

大雨被害にあった地域には、更なる被害が出ないことを祈るばかりです。

進路が変わったことで新潟は台風の進路から逸れましたが、
太平洋側を台風が通る事で、新潟には強いフェーン現象がやってきます。

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今日のニュースでは三条市で39.5度を記録。
これぞフェーン現象。

※フェーン現象(フェーンげんしょう、英語: foehn phenomena)とは、山の斜面にあたったのちに山を越え、
 暖かくて乾いた下降気流となった風によって、その付近の気温が上がる現象のこと。(ウィキペディア参照)


こしいぶき、こがねもちなどの早生品種ではすでに稲穂が顔を出し、
徐々に米を太らせて頭を垂らしてくる大事な時期です。
※コシヒカリは8月2~3日頃に穂が出る予想。

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穂が太る大事な時期に未熟な稲穂がフェーン現象のような熱波に襲われると、
急激に水分が奪われて白穂と呼ばれる生育障害(稲穂が太らなくなります)が起きます。


農家が出来る対策は一つ。
稲がしっかり水分を補えるように十分な水を田に巡らせていきます。
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収穫の秋まであと1ケ月。
ここを乗り切り、美味しいお米が採れるように頑張ります。

しかし暑い!


ガス抜きと溝切りです。

2018年06月22日 22:28

田植から早一か月。
6月に入り、稲もずいぶん大きく成長してきました。
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田面が緑に包まれる頃、田んぼの中では初夏の陽気に誘われて
前年の稲わらが活発に分解中です。

それにより発生するメタンや硫化水素などが稲の根っこの成長を
阻害するので、この時期田んぼの水を抜いて田面を軽く乾かす
ガス抜き(土を乾かすことで土中のガスを抜く)という作業を行います。

でもってそのガス抜きを行うために、田んぼの中に格子状の溝を切っていく
溝切りという作業もセットで行います。
田んぼに溝を切ることで排水を均一に、素早く行えるようになります。
※逆にフェーン現象など干ばつの時には溝があることで素早くたんぼ前面に
  水をいきわたらせることもできます。

下が溝切りのための機械、その名も溝切り機(そのまんま)。 
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柱を挟んで右にあるのが手押しの溝切り機。
そして左にあるのが3年前に中古で買った乗用の溝切り機、その名も「田面ライダーV3」。

なかなかセンスのいいネーミングですけども、とても人気のある農業機械でして、
最近はこういった乗用溝切り機が主流になりつつあります。
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いざ、溝切り。 
ハンドルは固定されているのでまっすぐ走るには体重移動が胆になります。
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ブブブ・・・
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ブブブブ・・・
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ブブブブブ・・・・
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ブブブブブブブ!
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刈払機(草刈り機)と同じ小さな2サイクルのエンジンなので、
パワーはあんまりありません。 
スピードも人が歩くくらいのスピードしかでません。

それでも、従来の手押しの溝切り機に比べれば、
辛いと思っていた作業が楽しくなる、そのうえ早くなるなんて最高です。

丸山製作所さん、いいもの作りましたね。

溝切りはガス抜きを行う今の時期と、田面をもっとしっかり乾かす
7月の中干作業のころと2回行います。
(溝の出来具合により、1回だけのところも)

今年の夏も、田面ライダーに活躍してもらいます。

田植準備に追われています。

2018年04月28日 05:49

用水路に半年ぶりに水が流れてきました。
(用水路は年中水が流れているわけではなく、農繁期のみ通水します)

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越後三山の雪解け水が信濃川となって越後平野にやってきます。
その水は水門で大きな主要水路に分水され、農地でさらに細かい
用水路となって張り巡らされた血管のように隅々田んぼに水を届けます。
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ハウスの中では稲の苗が大きく成長し、いつでも田植えができる状態です。
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GWの田植えを目指して、今は代掻き真っ盛りです。

代掻きの仕上がりが田植えを決めるので、
丁寧に、かつ急いで進めていきたいと思います。

肥料まき2018

2018年04月17日 06:07

今年、田畑で使う肥料が届きます。
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作物や、作型によっていろいろな肥料を使うわけですが、
田んぼに肥料をまく作業ってのもやはり辛いわけです。

肥料重いし。
たんぼ、ぬかるむし。



そんな憂鬱な気持ちを晴らすべく、ずーーーーっとほしかった機械、
肥料まき機(ブロードキャスター。通称ブロキャス)をようやく石井農園も買いました。

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ひゃっほーーーー!!

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これで重たい肥料まきから解放されるぜーー!
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・・・って思ってたんですけど、
機械できれいに肥料を撒くのってすげー難しい!
なんだこれー!



機械を買って終わりでなく、何事も、それを使いこなすための
努力が大事なんですよね。

精進、精進。



筋播き2018

2018年04月14日 20:33

先日、今年の筋まき(すじまき=稲の種まき)を行いました。
石井農園2018筋蒔きです。

写真左の機械に育苗箱を通していくと、
水をまかれて種をまかれて土をかぶせられて・・・・と、
種まきが流れ作業で進むのですが、その辺の説明は毎年この時期にやっているので割愛します。

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今日は思うがままに、筋蒔きを私目線で書き綴ります。

流れ作業で私が担うパートは、
種をまき終えた育苗箱を作業場から育苗ハウスまで運ぶことです。
毎年。

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種・水・土をたっぷり詰めた育苗箱の重さは一枚2キロ以上。
それを1300枚運びます。

一枚ずつでは効率が悪いので、一度に4~5枚重ねて運ぶのですが
写真を見てわかるように、積み重ねた育苗箱の外周部分は指の先が
ちょっとかかる程度しか取っ掛かりがありません。

なので、指先に10キロくらいの重さが掛かり続けるわけでして、
一日育苗箱を運び続けると指先が痛いのなんのって。

そりゃ並べた育苗箱も曲がるわ!
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なので毎年指先にテーピングして臨んでいたのです。
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これだけでもずいぶん指が楽になったのですが、もっといい方法があるのでは?
と、思って今年はこんなのを作ってみました。

わかりますかね?
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適当な木っ端に、金属の端材を取り付けて
「引っ掛かりのある取っ手」を作りました。
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これで育苗箱を持つと、こうなります。
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取っ手を介して手の力がしっかり伝わるので指が楽!
育苗箱が軽く感じます・・・!


でもやっぱり曲がります!
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まあいいのです。

我が家の場合が作業人数が限られているので、
まずはとにかく箱をまきつつ育苗箱をハウス中央に運ぶだけやって、
ちゃんと広げて並べるのは後日にのんびり行います。

しかし、この育苗箱を一枚ずつ並べる作業も
腰をかがめながらの作業できついんだよなー・・・・


と、思っていたら!

親父(9代目)がけったいな道具で、
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腰を曲げることなく、
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育苗箱をひょいひょい並べているではないか・・・!!
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なんと私の
「育苗箱持ち上げるときに指が痛くならない取っ手」に飽き足らず、
「育苗箱広げるときに腰が痛くならないちょっと長い取っ手」を自作していたようだ。

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※作り方は割愛。見ればなんとなくわかるでしょう!

ちょっと使い方にコツがあるようではあるが、姿勢的には間違いなく楽である。
実際に私もやってみたけど楽。そしてちょっと楽しい。(これ大事!)

農文協さーん! これ、どうですか!?
※農文協=農業系出版社

凄い良いアイデア商品になるのでは!
なんて、んふんふ言いながら夕方、上機嫌で近所のコメリ(ホームセンター)に行ったら、
「グレーチングフック (500円)」なるものが売っていました。
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・・・・なにこれ、すげーいいじゃん。
ぜんぜんこれで育苗箱広げればいいじゃん。

これだからホームセンターはやめられない。 涙


そんなこんなで育苗箱を並べ終わり、保温・保湿のシートをかけて待つこと・・・・

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1週間。


シートをはぐると、・・・・・


元気なコシヒカリの芽が生えてきました。
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針みたいな葉先でキラキラした水滴を重そうに持ち上げています。

これから5月上旬の田植えまで、しっかり、大事に、良い苗に育てます。
それまでの間、苗の成長に負けないように田んぼの準備に追われます。

頑張れ・・・9代目!

※私も頑張ります。