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餅つき研究。

2019年01月10日 23:58

お正月といえばやっぱり餅つき。

石井農園では、販売用のお餅は県の許可や製造施設が必要な関係から、
設備を持っている農業法人さんに委託して我が家のもち米をお餅に加工して貰っています。

しかしそれとは別に自家用餅は昔から家庭用の餅つき機を使って作っています。
今日はその餅つきのご紹介。

今年は、精米した白米だけでなく、試験的に玄米もちも作ります。
もち米は前日の内に洗って、しっかり吸水させてあります。
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餅つき機は2台準備。
この餅つきはどちらも製造から25年位の年数がたっている年代ものです。
どっちもタイガー製。構造は現代の餅つき機とそれほど変わりません。

今もしっかり動くので、やはり昔の電化製品は作りが頑丈だったのか・・・!?
と思いますが、よくよく考えると正月に2~3回しか稼働しないので、毎日動く炊飯器や
洗濯機に比べたら、まだまだ働いてないのかもしれない。
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餅つき機は良く出来たもので、水を入れて、お米を入れて、スイッチオン! 
すると勝手に餅になります。
※若干の加減を人が行いますが、基本的には蒸す工程からつく工程まで、自動です。


蒸しあがった餅米が、つき工程に入ったところ。
中で羽がグルグル回って米を餅にしていきます。
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玄米も蒸しあがって餅つきに入りました。
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つき始める事5分。
粒がなくなり、餅がまとまってきます。
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今年はこんな道具をホームセンターで発見しました。もち用の「のし袋」です。
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丈夫なビニールでできており、餅をカットするための目印が付いています。
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これを使うことにより餅をきれいにカットできることはもちろん、もち粉を使う必要もなく、
餅が直接手に触れることもないので、雑菌の付着・繁殖を抑えて餅が長持ちします。


ついた餅を袋に入れて、袋の上から平らにのばすとこんな感じ。
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一晩 寝かせて冷やすと、カチンコチンに固まります。
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袋の印に沿って包丁で切り分けていきます。
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ジップロックに入れて完成です。
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真空パックにしたり、脱酸素剤(エージレス)も入れれば
更に餅を長持ちさせることができます。


早速焼いて食べてみました。
初めて作った玄米は、プチプチの触感が絶妙で美味しい。
白餅は滑らかな触感でもちろん美味しい。
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右下の黒いお餅は、他の農家さんが作った古代米のお餅。
これも独特な風味で美味しい!

現在は委託でお餅加工をして貰っているのですが、今後農園にも自前の
加工施設を整備して、自分でついた餅を販売してみたいという希望があります。

その時には白餅だけでなく、玄米餅や草餅など、
自給できる素材を使っていろんなお餅のラインナップにも挑戦したいと思います。


足場パイプで納屋つくり。

2018年12月09日 23:00

農家のバイブル・現代農業。

さかのぼる事2013年11月号で、パイプを使って色々なものを作ろう!
って特集がありました。
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ふむふむ。そーかそーか。
へえーなるほどー。

あれから5年経った今、満を持して・・・


・・・よし、やるか!
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という事で足場パイプで納屋を作っております。

もともとここには小さなパイプハウスがありまして、
ハウスや畑で使う資材なんかを入れていたのですが、昨年の大雪時に潰れました。

また納屋としてのパイプハウスを建てる事も考えましたが、
コンバインやトラクターなども収納できるように軒高のある納屋にしたかったので
今回は足場パイプで作る事にしました。

筋交いも入れるとなかなか頑丈な骨組みが出来ます。
後は屋根(木板とトタン)と壁(厚いビニール)を組み付けるのみ。

冬将軍が落ち着いたら、次の寒波が来る前に完成させねば。


稲刈終了~いよいよ新米発送です。

2018年09月30日 23:23

先日、石井農園も無事に稲刈を終えることが出来ました。
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今年は猛暑・雨不足・度重なる台風(そしてそれに伴うフェーン現象)にハラハラした一年したが、
無事に品質・量ともに満足できるお米を収穫をすることが出来ました。

耕し、水を張り、苗を植え、育った苗が草原の様になり、そして黄金色に・・・・
この半年間、稲を育ててくれた田んぼさん、お疲れさまでした。

冬にゆっくり休んで、また来年の春から宜しくお願いします。
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※奥の方の田んぼに残っているのは、晩成品種の新之助です。


さて、収穫が終わったら乾燥~籾摺りを行い、いよいよ新米の発送作業となります。
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新米をご予約くださった皆様、ありがとうございました!
そしてお待たせいたしました!

ついに明日から新米出荷となります。

是非、新米は土鍋ご飯(ほかの鍋でもOK)で楽しんでみてくださいませ~
※鍋での炊き方はお米と一緒に同封いたします。

穂肥の作業が始まりました。

2018年07月08日 17:07

まだ梅雨が明けない新潟は、連日シトシト雨が降っています。
7月上旬の田んぼは、すでに田面が見えないほどに稲が大きくなりました。
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石井農園では6月末~7月頭から、穂肥(ほごえ)を与えます。

穂肥とはその名の通り、稲が穂を作る為の栄養(肥料)を与える作業なのですが、
与えるタイミングが収獲量や品質に大きく影響します。

このあたりの地域だと、はコシヒカリの穂が出るのが
8月上旬頃と予測されているので、肥料効果の出やすい化成肥料なら
7月中旬~下旬に肥料を与えるのがベストとされています。

ですが、有機質肥料の場合は植物に吸収される前に分解の
工程が必要なため、効果が出るまでに少し時間がかかります。

なので、効果が出てほしい時期を逆算して7月上旬頃から与える訳です。

毎年使っている有機質肥料、原料は魚の粉や糖蜜。
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「おつまみ」みたいな匂いがします。
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実際にその辺に置いておくと野良猫やネズミに食べられてしまうので
保管に注意しないといけない肥料です。汗 


成分比率は6-5-5。
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これは20キロの肥料袋の中にチッソ6%、リン酸5%、カリウム5%が
含まれていますよって意味です。

配合にもよりますが、化成肥料の場合は10~16%位の割合で
チッソ・リン酸・カリが入っていたりします。

つまり化成肥料に比べると有機肥料は基本的に成分濃度が薄いのです。
その為、作物が必要とする養分を供給する為に沢山の量をまかねばなりません。
(沢山撒く・・・・その分しんどい訳です。汗)



田んぼの肥料まきにはこの道具を使います。
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「動力散布機」です。

タンク入れた肥料を、エンジンが勢いよく風と一緒に吹き出します。
ちなみに、肥料が20キロ、機体が10キロほどあるので合計30キロです。

これを背負ってえっほえっほと田んぼの中を
肥料をまきながら歩いていきます。
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機械化が進んだ稲作では、穂肥はかなりしんどい作業に
分類されると思います。 汗が滝の様に・・・。汗

※穂肥の作業を省力するために、近年では肥料をコーティングして
  長くゆっくり聞くようにした「一発肥料」なんてものもあります。
 

そして穂肥を撒いた後、微量要素も稲に与えます。
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微量要素ってのは鉄・マンガン・ホウ素・モリブデンなどの
ミネラルのことで、植物が光合成を行って栄養(炭水化物)を
作り出す工程において、とても重要な成分です。


微量要素はその名の通り、その必要量はとても僅かでありますが、
欠乏すると植物は光合成を十分に行う事が出来なくなります。
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光合成によって作られた炭水化物が植物の強い体を作り、
美味しいお米になるわけです。なので、微量要素の欠乏を起こさない為に、
また、光合成をより活発に行ってもらう為に稲に与えております。

良い作物(品質が良い・旨い)を沢山採る(収穫量)には
凄くシンプルな話、いかに植物の光合成を活発にさせるか次第です。

肥料を与える(窒素、リン酸、カリ、苦土、微量要素)、
土を作る(化学性、物理性、生物性、気相率)、
光・水・温度・二酸化炭素濃度などの環境調整・・・etc。

色んな作業の全てが最終的には
いかに植物に光合成をさせるかに繋がっております。

植物にとって必要な栄養を与え、出来る限り快適な環境にしてあげる。
どれだけそれが出来たかって事が収穫の結果なんだと思います。

稲刈まであと2か月。
黄金色の秋を目指して、肥料まきを頑張ります。

5月末の田んぼの様子

2018年05月27日 23:13

田植からおよそ1カ月。

田んぼに根付いた稲たちは新しい新葉も広げ、徐々に田面が緑に染まってきました。
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これからの時期、気温の上昇とともに
田んぼの土中に含まれている前年の稲わらが一気に分解~発酵されます。

その際に発生するメタンなどのガスが稲の根に悪影響を与える為、
田んぼの水を抜いて土の表面を一時的に乾かして土中の空気を入れ替える
「ガス抜き」という作業をします。

これからの時期、稲は水を沢山欲する時期でもありますので、
水を抜いたり入れたり、絶妙な加減で調整します。

豊富な水を使って農業が出来る事に感謝です。

もう1カ月もすると、さらに葉が広がって田んぼの地面も見えなくなります。
草原のような、夏の景色が今から楽しみです。